概要
セブンクロス法(7×7法)は、マトリクス法の一種で、7つの項目と7つの項目を掛け合わせた49マスの表を使って情報を整理・発想する技法です。情報の全体像を把握し、重要度をランク付けするのに適しています。
いつ使うか
- 複雑な情報の全体像を整理したい時
- 多くの要素の中から優先順位を決めたい時
- アンケート結果などを分析する時
説明
実施手順
-
軸の設定
- 縦軸と横軸に、それぞれ7つ程度の項目を設定します。
- 項目は「5W1H」や「工程順」「部署別」などが使われます。
-
マスの埋め込み
- 交差する49マス(7×7)に関連する情報やアイデアを記入します。
-
重要度の評価
- 埋まったマスの中で、特に重要なもの、問題があるものをマークします。
- 空欄になっている部分は「情報不足」や「関係なし」として判断材料にします。
なぜ「7」なのか?
- マジカルナンバー7(人間が短期記憶で処理できる限界数)に基づいています。
- 多すぎず少なすぎず、全体を俯瞰するのにちょうど良いサイズとされています。
使用例
例:新入社員研修のカリキュラム作成
- 縦軸(対象者): 営業、開発、人事、経理、広報、企画、総務
- 横軸(スキル): ビジネスマナー、PCスキル、業界知識、自社製品、コンプラ、ロジカルシンキング、語学
- 活用:
- 全てのマスを埋めることで、「開発職にもマナー研修は必要か?(△)」「営業職にPCスキルは?(○)」といった検討を網羅的に行えます。
- 共通項を見つけ、合同研修にする部分を決めます。
AI活用
AIにセブンクロスの表を作成させるプロンプトです。
プロンプト例
# 命令書
以下のテーマについて、7×7(またはそれ以下)のマトリクス表を作成して整理してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 縦軸の項目(例)
[項目リスト]
# 横軸の項目(例)
[項目リスト]