創意工夫リファレンス

5W1H

作成: 2025/12/30 更新: 2025/12/30

概要

5W1Hは、情報を正確に伝えたり、漏れなく確認したりするための基本的なフレームワークです。アイデア発想においては、既存のアイデアに対してこれらの問いを投げかけることで、内容を具体化したり、視点を変えて新しい発想を生み出すのに使われます。

いつ使うか

  • アイデアが曖昧で具体性に欠ける時
  • 企画書の骨子を作りたい時
  • 現状分析をして問題点を洗い出したい時

説明

6つの問い

  1. When(いつ): 時間、時期、頻度、タイミング、順序。
  2. Where(どこで): 場所、環境、空間、部位。
  3. Who(だれが): 主体、ターゲット、関係者、競合。
  4. What(なにを): 対象、内容、商品、サービス。
  5. Why(なぜ): 目的、理由、背景、原因。
  6. How(どうやって): 手段、方法、プロセス、程度(How much/How many)。

発想への応用

単に事実を確認するだけでなく、「変えてみる」ための問いとして使います。

  • Whenを変える: 朝食を夜に食べたら?(シリアルバー)
  • Whereを変える: 家でやることを外でやったら?(アウトドアオフィス)
  • Whoを変える: 子供用を大人用にしたら?(大人の塗り絵)
  • Whyを問う: なぜそれが必要なのか?(根本的な価値の再発見)

使用例

例:お弁当の販売企画

  • When: 昼ではなく「深夜」に売るお弁当は?(夜勤者向け)
  • Where: 店ではなく「オフィス」に届ける?(社食サービス)
  • Who: 自分ではなく「ペット」のためのお弁当は?
  • What: ご飯ではなく「プロテイン」が主食のお弁当は?
  • Why: そもそもなぜ弁当を買う?→「時短」のため→なら片手で食べられる形状は?
  • How: 現金ではなく「サブスク」で販売したら?

AI活用

AIに5W1Hで質問攻めにしてもらい、アイデアを深めるプロンプトです。

プロンプト例

# 命令書
私の以下のアイデアに対して、5W1Hの視点から鋭いツッコミ(質問)を入れてください。私がそれに答えることでアイデアを具体化します。

# アイデア
[ここにアイデアを入力]

# 出力形式
- When: [質問]
- Where: [質問]
...

関連項目