概要
ロジックツリー(Logic Tree)は、問題や事象をツリー状(樹形図)に分解して整理するフレームワークです。大きな問題を小さな問題に分解したり(What)、原因を深掘りしたり(Why)、解決策を具体化したり(How)するのに使われます。
いつ使うか
- 漠然とした大きな問題を解決可能なサイズに砕きたい時
- 問題の全体像と詳細を同時に把握したい時
- 原因や解決策を漏れなく洗い出したい時
説明
ロジックツリーの種類
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要素分解ツリー(What)
- 物事の構成要素を分解する。
- 例:売上 = 客数 × 客単価
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原因追求ツリー(Why)
- 問題の原因を深掘りする。「なぜ?」を繰り返す。
- 例:なぜ売上が減った? → 客数が減ったから → なぜ客数が減った? → 新規客が来ないから。
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問題解決ツリー(How)
- 解決策を具体化する。「どうやって?」を繰り返す。
- 例:売上を上げるには? → 客数を増やす → どうやって? → 広告を出す。
作成のルール
- MECE(ミーシー): 漏れなく、ダブりなく分解する。
- 右に行くほど具体的に: 左側に大項目、右に行くにつれて詳細な項目になるように書く。
- レベル感を揃える: 同じ階層の枝は、同じ抽象度にする。
使用例
例:ダイエットのロジックツリー(Howツリー)
- 体重を減らす
- 摂取カロリーを減らす
- 食事の量を減らす
- 食事の内容を変える(糖質制限など)
- 間食をやめる
- 消費カロリーを増やす
- 基礎代謝を上げる(筋トレ)
- 運動量を増やす(ランニング)
- 日常動作を増やす(階段を使う)
- 摂取カロリーを減らす
このように分解することで、「漠然と痩せたい」ではなく「間食をやめる」や「階段を使う」といった具体的なアクションが見えてきます。
AI活用
AIにロジックツリーを作成させるプロンプトです。
プロンプト例
# 命令書
以下の目標を達成するための手段を、ロジックツリー形式(Howツリー)で分解してください。3階層まで深掘りし、MECE(漏れなくダブりなく)を意識してください。
# 目標
[ここに目標を入力:例:YouTubeの登録者を1万人にする]
# 出力形式
- 大項目
- 中項目
- 小項目