創意工夫リファレンス

ロジックツリー

作成: 2025/12/30 更新: 2025/12/30

概要

ロジックツリー(Logic Tree)は、問題や事象をツリー状(樹形図)に分解して整理するフレームワークです。大きな問題を小さな問題に分解したり(What)、原因を深掘りしたり(Why)、解決策を具体化したり(How)するのに使われます。

いつ使うか

  • 漠然とした大きな問題を解決可能なサイズに砕きたい時
  • 問題の全体像と詳細を同時に把握したい時
  • 原因や解決策を漏れなく洗い出したい時

説明

ロジックツリーの種類

  1. 要素分解ツリー(What)

    • 物事の構成要素を分解する。
    • 例:売上 = 客数 × 客単価
  2. 原因追求ツリー(Why)

    • 問題の原因を深掘りする。「なぜ?」を繰り返す。
    • 例:なぜ売上が減った? → 客数が減ったから → なぜ客数が減った? → 新規客が来ないから。
  3. 問題解決ツリー(How)

    • 解決策を具体化する。「どうやって?」を繰り返す。
    • 例:売上を上げるには? → 客数を増やす → どうやって? → 広告を出す。

作成のルール

  • MECE(ミーシー): 漏れなく、ダブりなく分解する。
  • 右に行くほど具体的に: 左側に大項目、右に行くにつれて詳細な項目になるように書く。
  • レベル感を揃える: 同じ階層の枝は、同じ抽象度にする。

使用例

例:ダイエットのロジックツリー(Howツリー)

  • 体重を減らす
    • 摂取カロリーを減らす
      • 食事の量を減らす
      • 食事の内容を変える(糖質制限など)
      • 間食をやめる
    • 消費カロリーを増やす
      • 基礎代謝を上げる(筋トレ)
      • 運動量を増やす(ランニング)
      • 日常動作を増やす(階段を使う)

このように分解することで、「漠然と痩せたい」ではなく「間食をやめる」や「階段を使う」といった具体的なアクションが見えてきます。

AI活用

AIにロジックツリーを作成させるプロンプトです。

プロンプト例

# 命令書
以下の目標を達成するための手段を、ロジックツリー形式(Howツリー)で分解してください。3階層まで深掘りし、MECE(漏れなくダブりなく)を意識してください。

# 目標
[ここに目標を入力:例:YouTubeの登録者を1万人にする]

# 出力形式
- 大項目
  - 中項目
    - 小項目

関連項目