概要
ハッカソン(Hackathon)は、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語です。エンジニアやデザイナーがチームを組み、短期間(1日〜1週間程度)で集中的にソフトウェアやサービスの開発を行い、実際に動く成果物(プロトタイプ)を完成させて競い合うイベントです。
いつ使うか
- 新しい技術の活用方法を探りたい時
- エンジニアコミュニティとの関係構築
- 社内エンジニアのスキルアップやリフレッシュ
- 爆発的なスピードでプロトタイプを作りたい時
説明
アイデアソンとの違い
- アイデアソン: 「アイデア」を出すことがゴール。成果物は企画書やスライド。非エンジニアも主役。
- ハッカソン: 「動くモノ」を作ることがゴール。成果物はアプリやハードウェア。エンジニアが主役。
一般的な流れ
- テーマ発表・チームビルディング: チームを作る。
- 開発(ハッキング): 期間中、ひたすら開発する。徹夜で行われることも多い(最近は健康配慮で減っている)。
- 成果発表(デモ): 実際に動くところを見せるデモンストレーション。
- 審査・表彰: 技術力、アイデア、完成度などで審査。
メリット
- イノベーション: 短期間の極限状態で集中することで、普段は出ない発想や実装力が発揮される。
- ネットワーキング: 技術者同士の繋がりができる。
- 採用: 優秀なエンジニアを見つける場としても使われる。
使用例
Facebookの「いいね!」ボタン
Facebookの「いいね!」ボタンや「タイムライン」機能は、社内ハッカソンから生まれたと言われています。GoogleやMetaなど、テック企業では文化として根付いています。
AI活用
AI(コーディングアシスタント)を活用することで、開発スピードを劇的に上げることができます。
プロンプト例
# 命令書
ハッカソンで「[作りたいアプリ]」を作っています。
時間は限られています。このアプリの核心となる機能のPython(またはJavaScript)のサンプルコードを書いてください。
UIは最低限で構いません。