創意工夫リファレンス

ハッカソン

作成: 2025/12/30 更新: 2025/12/30

概要

ハッカソン(Hackathon)は、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語です。エンジニアやデザイナーがチームを組み、短期間(1日〜1週間程度)で集中的にソフトウェアやサービスの開発を行い、実際に動く成果物(プロトタイプ)を完成させて競い合うイベントです。

いつ使うか

  • 新しい技術の活用方法を探りたい時
  • エンジニアコミュニティとの関係構築
  • 社内エンジニアのスキルアップやリフレッシュ
  • 爆発的なスピードでプロトタイプを作りたい時

説明

アイデアソンとの違い

  • アイデアソン: 「アイデア」を出すことがゴール。成果物は企画書やスライド。非エンジニアも主役。
  • ハッカソン: 「動くモノ」を作ることがゴール。成果物はアプリやハードウェア。エンジニアが主役。

一般的な流れ

  1. テーマ発表・チームビルディング: チームを作る。
  2. 開発(ハッキング): 期間中、ひたすら開発する。徹夜で行われることも多い(最近は健康配慮で減っている)。
  3. 成果発表(デモ): 実際に動くところを見せるデモンストレーション。
  4. 審査・表彰: 技術力、アイデア、完成度などで審査。

メリット

  • イノベーション: 短期間の極限状態で集中することで、普段は出ない発想や実装力が発揮される。
  • ネットワーキング: 技術者同士の繋がりができる。
  • 採用: 優秀なエンジニアを見つける場としても使われる。

使用例

Facebookの「いいね!」ボタン

Facebookの「いいね!」ボタンや「タイムライン」機能は、社内ハッカソンから生まれたと言われています。GoogleやMetaなど、テック企業では文化として根付いています。

AI活用

AI(コーディングアシスタント)を活用することで、開発スピードを劇的に上げることができます。

プロンプト例

# 命令書
ハッカソンで「[作りたいアプリ]」を作っています。
時間は限られています。このアプリの核心となる機能のPython(またはJavaScript)のサンプルコードを書いてください。
UIは最低限で構いません。

関連項目